過敏性腸症候群対策のための処方薬:「トランコロン錠」 どうにかしたい!「お腹のトラブル」

過敏性腸症候群対策のための処方薬:「トランコロン錠」

過敏性腸症候群でお悩みの方ですと「トランコロン」というお薬の名前はすでに聞いたことがあるかもしれません。
というわけで、今回はこちらの「IBS対策用処方薬のトランコロン錠」について簡単にまとめてみました。


トランコロン錠について


  • トランコロンとは、「メペンゾラート臭化物」という成分により腸や胃が過敏に動くことを抑えてくれるお薬
  • 胃腸に作用するお薬ではあるが、大腸に強く作用してくれるので「IBSによる腹痛や下痢・便秘」対策に使用されている
  • あくまでも「IBSを治すお薬」ではなく「IBSによる不快症状を緩和してくれる処方薬
  • 処方薬ですのでお医者さんの指導による服用をすれば副作用はそれほど大きくはない
  • 「安定剤」や「風邪薬などに多い抗ヒスタミン薬」と同時に服用すると副作用が強く出ることがあるので注意
  • トランコロン錠に「フェノバルビタール」というストレス緩和成分が追加でプラスされた「トランコロンP配合錠」もIBS用の処方薬として有名
  • トランコロン錠のジェネリック医薬品として「アテネコリン-M」というお薬もある

もう少し解説


処方薬に関しては、「お医者さんで処方箋を書いてもらった上で受け取るお薬」ですので、服用方法や詳しい効果のようなものを紹介する必要はないとは思いますが・・・
私を含めて過敏性腸症候群で悩んでいる人からすると「トランコロン錠という過敏性腸症候群による不快症状を和らげてくれるお薬がある」ということが分かるだけでも救いがあると思ったので、かなり簡単にですが紹介をしてみました。

トランコロンに含まれているメペンゾラート臭化物の作用としては・・・
抗コリン作用」という副交感神経の働きを弱めてくれる働きにより「副交感神経によって過敏に運動してしまう内臓の動きが弱まり、不快症状を緩和させてくれる」・・・というカラクリなんですけど、
要は「トランコロン錠によって勝手に腸が動きにくくなり、腹痛や下痢症状がおさまる」ってぐらいを覚えておけば良さそうですよ。

過敏性腸症候群というものは、大腸をはじめとした内臓に特に異常がないのにもかからわず、自律神経の乱れによって「腸の活動」に影響がでることで便通異常や腹痛、ガスなどの症状が出てしまう病気なのは皆さんもご存知ですよね?



ですので「特定のお薬を飲む」とか「手術をする」といったことで「過敏性腸症候群がすぐに完治する」ということは残念ながらなく、「トランコロン錠」や「イリボー」のようなIBS症状ができるだけ出ないようにするお薬を服用することが基本の対策となります。

そして、そのようなお薬で「問題なく日常生活ができる」という成功体験を積み重ねていくことで「自分自身の心が変化」した結果・・・
気がついたらIBS症状で悩むことがなくなっていた」という状態となるのが個人的には「過敏性腸症候群が治った」ということになると思うので、気になる方はお医者さんに「悩んでいる症状や今服用しているお薬などをしっかりと伝えた上で処方」をしてもらってみてくださいね。
(トランコロン錠はそこまで大きな副作用のあるお薬ではないので)

・・・ちなみに、過敏性腸症候群の下痢型の方ですと私も服用経験のある「イリボー」を服用されるのがオススメなんですが「イリボーは女性には処方ができないのがネック」なのでトランコロン錠が有力な選択肢になりそう・・・
かと思ってましたけど、2015年に(服用量を半分にすることで)女性にもイリボーが処方できるようになったので「イリボー」や「トランコロン錠」「トランコロンP配合錠」などのいくつかの処方薬から自分の症状や体質に合うものを活用して快適に生活を目指してみましょう。


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